お知らせ

みなさんこんにちは。Daisy Dental Clinic 院長の中村です。

気候も良くなり、春を感じる今日この頃です。ぽかぽか陽気につい、うとうとしてしまいます。甘い物と一緒にお家カフェなんてのも素敵でしょうね。

甘い物を食べてる時は幸せな気持ちになります。それは生き物が本能的に持っているエネルギー摂取の要求を簡単に叶えてくれるからです。でも、甘いものには気をつけてください。思わぬ落とし穴が待ち受けているかも…。

大好きなチョコドーナツを食べて一息ついて。でも、しばらくするとカラダがだるくなって集中力が低下。再びタピオカミルクティーを飲んでハイな気分になる。

この状態、何かに似ていませんか？

そうまさに、薬物依存の状態に酷似しているのです。人も動物も「気持ちイイ！」という感覚を得ることが行動のモチベーションになります。快感を感じるのは報酬系と呼ばれる脳内の神経回路により生じます。生命維持活動を司る脳幹に始まり、知的活動を制御する前頭前野に至る神経で、主にドパミンという神経伝達物質の作用で快感が生じる仕組みになっています。

覚せい剤や麻薬といった薬物は報酬系神経を活性化させドパミンの分泌を促します。実は砂糖の甘味もこれと同様の作用をもたらすことが分かっています。さらに、砂糖の甘味は脳内麻薬と呼ばれるB-エンドルフィンの分泌にも関わっているので、砂糖は「マイルドドラッグ」とも呼ばれています。

依存の程度は薬物に比べて低く、禁断症状も弱いため、もちろん法に触れるレベルではありません。とはいえ、依存度が進行すれば深刻な病気のリスクを招くことは必至です。

では、歯科と砂糖の関係は？

言わずもがな「むし歯」です。砂糖はショ糖とも呼ばれ、ブドウ糖と果糖という「糖」でできています。むし歯菌はこのブドウ糖を栄養にして乳酸を作り出し、歯を溶かしているのです。

前述のように砂糖が依存症として化してしまったら…。考えるだけでもゾッとします。

Daisy Dental Clinicでは日々、みなさんの歯をむし歯から守りたいと考えています。むし歯は症状が出る頃には、かなり進行している場合もございます。口腔ケアや予防はもちろんですが、むし歯がないかのチェックだけでもご来院頂けたらと思います。