根管治療

歯の中? 神経?

それ 根管治療です

次のような症状ありませんか?

✔︎ 熱いものがよくしみる
✔︎ 歯の中や根元に鋭い痛みを感じる
✔︎ 歯の色が1本だけおかしい
✔︎ 歯ぐきにニキビみたいなものがある

根管治療は歯内療法とも呼ばれ、その歯の一生や口腔内全体の治療方針を決めてしまうほどの影響力を持っています。たかが1本の歯、されど1本の歯の治療なのです。世界中の歯科医師が日々研鑽を重ね、患者様が1日でも長く自分の歯で噛めるように努力していす。
一口に根管治療と言っても、その歯の状態によっておおよそ3種類の治療に分けられます。

生きている歯で、歯髄の炎症が一部性である、と判断し傷んだ部分だけ歯髄を取り除く方法を…
断髄(だんずい)と言います。

生きている歯で、歯髄全体に炎症が及んでいる、と判断し歯の中の歯髄を全て取り除く方法を…
抜髄(ばつずい)と言います。

死んだ歯もしくは以前に抜髄治療を受けた歯の内部が、う蝕や重度歯周炎によって細菌感染を起こしたり、取り残した歯髄の一部によって歯の内部が汚染されたりすると歯の根の先に、汚染による炎症が起きます。このような場合…
感染根管治療が必要です。

非常に専門的な治療分野ですので説明でも専門用語がたくさん出てきます。「歯髄」とは歯の中の神経や血管などの事で、それらが通っている管を「根管」と言います。 歯髄は根の先端、つまりは骨側の入口から歯の中に入り、歯の成長発育に重要な役割を果たします。 しかし、成人になり歯が成長したあとは、歯髄がなくても根のまわりからの栄養供給によって歯は生存できます。
歯の中の治療である根管治療は歯髄や根管が炎症や感染を起こした時に必要になります。 原因は深い虫歯、重度歯周病、歯の亀裂、外傷などです。汚染や炎症、感染をそのまま放置しておくと、 歯が痛んだり、根の周囲の組織に炎症が広がったり、歯ぐきが腫れたりします。 場合によってはリンパ節が腫れたり発熱したりと全身的にも影響が出ることもあります。 根管治療によって、これらの症状が軽減したり、治癒したり、予防できたりするのです。
断髄では全ての歯髄を取り除くことはありませんので生活状態が保たれますが、抜髄や感染根管治療では、傷んだ歯髄を全て除去して、根管を注意深く清掃し、 再度の感染を防ぐために根管内に詰め物をします。これにより歯は失活状態となり歯の内部で感知する刺激の一切が消失します。
もちろんこれらは良いことばかりではありません。根管というのは歯の中にあるものですから、そこを触るために歯の連続的な構造を破壊しなければなりません。つまりは歯が脆くなってしまうのです。