小児歯科
歯医者さんは怖いですか?
小児からはじめましょう
次のような疑問ありませんか?
✔︎ むし歯はいつからできるの?
✔︎ 歯周病はいつから始まるの?
✔︎ 小児の治療は子どもを抑えつける?
✔︎ 小児歯科=子どものむし歯治療?
むし歯はいつできて、歯周病はいつから始まるのか?ほとんどの大人の方が、一度は考えた事があるのではないでしょうか。むし歯も歯周病も、進行する一番の原因は口腔内細菌です。しかしその細菌群は産まれた瞬間の新生児の口腔内にはいません。と言うことは…。むし歯や歯周病は遺伝的(先天的)にできるものではなく、後天的にできるものだと言えます。
小児の口腔内を考える上で、歯科では必ず保護者や養育者の口腔状態、食生活、生活リズムなど、小児の口腔とは直接的に関連の無さそうな、小児を取り巻く環境や生活サイクルに着眼します。私生活の内容ともなれば、非常にナイーブな部分にもなりますので「子どものむし歯の治療してほしいだけなのに…。」、「なんだか養育責任を疑われてるようで気分が悪い。」そのように思われる保護者の方々もいらっしゃると思います。そのように不快に思われたら申し訳ございません。しかし、目の前のお子様の現在と未来の口腔内を守るためですので、ご容赦ください。
乳歯は永久歯に比べて、歯の表面を覆うエナメル質が薄くて弱く、表面には目では確認できないほどの小さな穴がたくさん空いていて、とても柔らかいのが特徴です。そのため非常にむし歯になりやすく、進行も速いです。
乳歯は永久歯の正しい位置に生えるための道しるべとしての重要な役割もあり、口腔環境も引き継がれます。できる限り良い状態で永久歯が生えてこられるよう、むし歯の早期治療・予防が必要です。
一般的には「歯周病」と言うと歯ぐきがが悪くなって歯が抜ける病気、という認識だと思いますが、歯周病とは骨が溶ける『歯周炎』と骨が溶けない『歯肉炎』の総称なので、歯肉炎も歯周病に含まれます。小児の場合は歯周炎になる事はごく稀で、歯肉炎が大半です。骨が溶けないからと言って油断してはいけません。口腔内に炎症状態が続くと体調を崩しやすくなったり、永久歯の歯並びにも影響が出てきたりしますので、むし歯同様に早期治療・予防が必要です。
お子様の治療はそれぞれのペースで、
ご家族の方と協力しながら行います
大人でも「怖い」と思う歯科治療。お子様にとってはいつもと見慣れない場所や、見慣れない人たちがいるだけで緊張してしまって、大人以上にプレッシャーを感じてしまいます。「怖い」治療は「痛い」治療よりも続きません。ですので、お子様を無理矢理抑えつけたり、不安にさせる言葉ばかり使う事は決して良いことではありません。子どもと言えど一人の人間ですので、治療を頑張れるように医院と保護者が一丸となって取り組む必要があります。
保護者の方としっかりご相談しながら治療方針を決めます
歯医者さんが怖い子、恥ずかしくてできない子、物怖じせずなんでもできる子…。お子様も十人十色で、初めのうちは誰でもできることの範囲は異なります。
保護者の方にもご協力いただいて、お子様の性格の特徴や、普段の様子などを伺って、最適な治療方法やペースを一緒に探していきます。
ほとんどのお子様は初めは泣いてしまいますので、椅子に座る、お話をする、歯磨きを一緒にする、お口を開ける…と徐々にできることを増やしていきましょう。